カラマツ・マツ科カラマツ属
カラマツと一言で言っても日本のカラマツとロシアのラーチではずいぶん木柄も性質も異なるようです。
日本のカラマツは、北海道や長野で多く植林されている。土壌の悪いところでも育つと言われている。非常に癖があり土木用やパルプに使われることが多い。
一方、ロシアのラーチは極寒のタイガ林を構成する主要な樹種です。東シベリアから極東ロシアの中部以北に掛けて分布している。永久凍土上で200年近く時間を掛けて育ったラーチは、いくら日本のカラマツが厳しい環境で育ったと言えどもレベルが違う。目の詰まりやクセの出方など全く違う物だと思ったほうが良い。
カラマツ 落葉松・唐松
- 学名:Larix leptolepis
- 別名:フジマツ、ニッコウマツ、ラクヨウショウ
- 分類:マツ科カラマツ属
- 原産・分布:北海道、東北、本州中部
- 用途:建材、土木、パルプ
カラマツの山
カラマツの立木
カラマツの丸太
カラマツの木肌
ラーチ
- 学名:Larix gmelinii, Larix dahurica
- 別名:北洋カラマツ、シベリアカラマツ、グイマツ
- 分類:マツ科 Larix 属
- 原産・分布:ロシア、中国
- 用途:建築(梁・土台)、杭、橋梁、枕木、電柱、船舶
ラーチの丸太
ラーチの木肌